和合と生み出す力

ふたつがひとつになるとき、何かが生まれる

こんな人におすすめ

依頼者さんからのオーダーは「夫婦円満」と「新しい命を迎えたい」という願いだった。

でも、このブレスレットを見ていて思ったのは、それだけじゃないということ。

「和合」と「生み出す力」。
この2つは、子宝に限らず、あらゆる創造の根っこにある。

ふたつのものがひとつになるとき、何かが生まれる。
人と人。陰と陽。過去と未来。自分の中の矛盾する部分同士。

そういう「統合」と「創造」のためのブレスレット。

ブラックを基調にした落ち着いた色合いというリクエスト。
でも、よく見るとルビーの赤とペリドットの黄緑が静かに光っている。

派手じゃない。でも、内側に熱を持っている。

「和合」は穏やかなイメージがあるかもしれないけど、本当の和合には熱がいる。
冷めた関係からは何も生まれない。

だから、ブラックで落ち着きを保ちながら、赤と緑で生命力を入れた。

このブレスレットの核は、国産の「おのころ水晶」。

「おのころ」は日本神話に出てくる言葉。
イザナギとイザナミが天の沼矛で海をかき回し、その滴から最初の島「おのころ島」が生まれた。

つまり、日本の「国産み」の神話。
ふたりの神が力を合わせて、最初の大地を生み出した。

この水晶は、その神話の土地で採れた国産の石。
「和合から何かを生み出す」というテーマに、これ以上ふさわしい石はないと思った。

ファイナルグレードのピジョンブラッドルビー。
「鳩の血」と呼ばれる、最も価値が高いとされる深い赤色。

ルビーは「情熱」「生命力」「愛」の石。
和合には情熱がいる。冷めた関係からは何も生まれない。

このルビーが、ブレスレット全体に熱を入れている。

ピジョンブラッドは流通量が少なく、ファイナルグレードとなると継続的な仕入れが難しい。
同じ品質での再制作は不可能に近い。

ペリドットは「太陽の石」とも呼ばれる。
黄緑色の光は、新芽や若葉を思わせる。

古代エジプトでは「夜を照らす石」として大切にされていた。
暗闇の中でも希望を見失わない力。

このブレスレットでは「新しく生まれるもの」を象徴している。
子供でも、アイデアでも、関係性でも、何かが芽吹くときの力。

オーラライト23は、ひとつの水晶の中に最大23種類の鉱物が含まれている石。
12億年前に形成されたと言われている。

ひとつの中に多くのものが共存している。
これも「和合」の象徴。

バラバラなものがひとつにまとまるとき、そこにはすごいエネルギーが生まれる。
オーラライト23は、その「統合の力」を持っている。

モリオン（黒水晶）
最強クラスの魔除け石。
外部からのネガティブな影響をブロックして、内側のエネルギーを守る。

ブラックスーパーセブン
スーパーセブンの中でも黒みが強いタイプ。
7種類の鉱物が共存する石で、調和と統合の力を持つ。

ガーネット
「実りの石」と呼ばれる。
努力を結果につなげる力。何かを育てて、ちゃんと収穫するまで見届ける。

仕組みはシンプル。

Step 1：土台を整える（ブラック系の石たち）
モリオン、ブラックスーパーセブンが外部のノイズを遮断。
安心できる場所をつくる。和合には安心感がいる。

Step 2：熱を入れる（ルビー、ガーネット）
情熱と生命力を注入。
冷めた状態では何も生まれない。内側から温める。

Step 3：統合する（オーラライト23、おのころ水晶）
バラバラなものをひとつにまとめる。
ふたりの力を合わせる。自分の中の矛盾を統合する。

Step 4：芽吹かせる（ペリドット）
統合されたエネルギーから、新しいものが生まれる。
それが子供でも、作品でも、新しい関係性でも。

石	役割
国産おのころ水晶	国産みの力。ふたつがひとつになり、新しいものを生む
オーラライト23	23種の鉱物の統合。バラバラをひとつにする